9月18日

R&B、90’s グレイテスト・ヒッツ。オレンジの灯り。お酒。結局ここに戻ってきてしまうとは思わなかった。ここに戻らないように恋愛したつもりなのにー若いから不安だと言い訳できるのもあと1、2年だ。数字で焦るのは意味がないのは知っている。でも、先の恋愛がうまくいかないとは本当に思わなかったから。
23時まで起きていることさえ背徳感を覚えるようになって、どこで何をしたらいいのかも全く分からなくなった。結局私は恋愛が終わると、途方に暮れてしまう。諦めることは感じなくなっていくこと。どんどん、臆病になっていく。

10月2日

今年も気がつくともう10月。日暮れがぐんぐん早くなってきて、いつのまにかすきな季節がもう来ている。服装も軽くて夜遊びは夏の方が気楽なはずなのに、上着が必要になるころ、無性に夜、出て行きたくなる。少し前まですごく仲良しだったのに、最近は会わなくなってしまった友達は、今夜どうしているかな、と考える。日暮れが早くなるころ、夕方にシャワーを浴びて、お化粧をのせて出かける準備をするのはわくわくする。そんな風に過ごしてきた私たちも、もうすぐ大人になって、街にはまた新しい遊びかたが生まれていくのかな。

youtu.be

8月24日

夜、お酒を飲んで街のあかりなんかを見ていると、今まで無意識に張りつめていたものが一気に抜け出していくように感じる。女ひとりで異国に居るのは、どうしたって少なからず緊張するものだ。それに、知らない街はこんなにも心細い。今まで押し込んできた弱気がふと溶け出してきて、逆にまた孤独感が冷やりと手に落ちてくる。必ずもっとお酒を飲もうかな、という気分になって―普段より少し大人びて見える服を着て、ひとりで飲みに行ってしまおうかと迷う。そんな時は大体、飲んでも帰ってもどうせさびしいものなのだけど。

7月15日

この曲を聴くと迫ってくるようによみがえってくる、ロンドンの雲、暗い朝、家の隣のスーパー、の店員のおじちゃん、いつも買ってたサラダ、借りてた部屋、に置いていた間接照明、香水、バッグ、コート、通り、電車、全部恋しい。自分の過去の生活って、わざわざ思い出すと恋しいものだ。

6月15日

早起きの自転車おばあちゃん。立ち止まって帽子をかぶりなおすおばあちゃんを隣で待つおじいちゃん。ローソンで唐揚げを大量に買い込むサングラスのギャルママ。お店のシャッターを勢いよく上げる精肉屋のおばちゃん。

みんなそれぞれ「おばちゃん」だの「ギャルママ」だのと道を歩くスッピンの学生に思われているとは考えもしないのだろうけど、平日朝の商店街は良い。