2月9日

めずらしく外が明るい時間に書いてみる。いつもは憑かれたように暗くなってド深夜に書いているので、たまにはいいだろう。

ふとしたことから、幼馴染のことを思い出した。昔からいる存在すぎて、普段はわざわざ思い出してみることもないのだ。彼が私のことをどう思っているかは分からないけれど、2人とも気怠い大人になったものだ。逆に、世が彼のことをどう思っているかは分からないけれど、社員代表として挨拶しない、タバコかお酒を片手に自分を卑下して、でもそこそこに働いている組織人。そんな感じ。

出自をよく知った彼にすら、なんだか最近の自分を見られるのは気がのらない。何も持たず、いろいろな我慢をできぬまま見た目ばかり老いていく自分が恥ずかしい。久しぶりに会ったって、話すようなことなんて無いんだ。

暑い季節は大嫌いだけど、なんだか今日は夏が恋しい気がする。早く皆でまた出かけられるようになるといい。今までだって、そんなことはほとんどなかったけど。